学術集会を主催する方々へ:講習会オンライン開催についてのFAQ
【機構認定共通講習】
Q オンライン開催で日本専門医機構(以下機構)認定共通講習が認められるのは特別な学会のみでしょうか?また、ライブ配信、オンデマンド配信いずれの形式でも認められるのでしょうか?
A 基本領域学会主催のライブ配信の講習のみが認められます。
Q 認められる場合、視聴確認はどのように行えばよいでしょうか?
A 講習全体を視聴したことを示すログを取得し、かつ、5選択肢以上の設問を5問以上設定し、80%以上の正解を持って認定します。ライブ講習での認定は、コロナ禍での暫定的措置であり、今後の認定については機構の判断となります。
【機構認定共通講習 e-learning】
Q 日本専門機構(以下機構)専門医共通講習の説明に、「e-learning についても、受講を証明できるならば単位として認めることができます。」とあります。ライブ配信やオンデマンド配信の学会コンテンツも広義のe-learningになろうかと思いますが、これらとの違いはなんでしょうか?
A 機構認定のe-learning共通講習は、基本領域学会から機構に申請され、機構が共通講習e-learningとして認定し、基本領域学会のHP上に公開されたものが該当します。日本医学放射線学会では、教育委員会と専門医制度委員会が作成します。学術集会のコンテンツは該当しませんが、学術集会での講習内容を上記に準じて手続きを行い、機構共通講習のe-learningとして認定されれば、学会HPに公開することは可能です。
【機構認定領域講習】
Q オンライン開催で放射線科領域講習が認められるのはどのような学会でしょうか?また、ライブ配信、オンデマンド配信いずれの形式でも認められるのでしょうか?
A 日本医学放射線学会にあらかじめ申請し、承認された学術集会が該当します。
原則としてライブ配信の講習のみを認定します。但し、日本医学放射線学会総会、秋季臨床大会、日本放射線腫瘍学会については期間を限定したオンデマンド配信でも認定いたします。
また、過去のオンサイトでの参加者数を参考に、講習受講者認定数に上限を設けさせていただく場合があります。
Q 申請方法について教えてください。
A 学術集会毎に取得可能な領域講習単位の上限を学会で定めています。領域講習の内容、演者、講演時間、共催企業の有無、COIを所定の書式に記載し、2か月前までに学会に申請し、各講習の認定を受ける必要があります。営利企業主催の講習は認められません。
Q オンライン開催で放射線科領域講習が認められる場合、視聴確認のルールは定められていますか?
A 講習全体を視聴したことを示すログを取得し、かつ、5選択肢以上の設問を5問以上設定し、80%以上の正解を持って認定します。
Q 秋季臨床大会では、本会での12単位の他に同時開催の関連学術集会の単位を取得できるのですか?
A 本会と関連学術集会の合計で(機構認定共通講習と領域講習を合わせて)12単位を取得できます。
【学会認定指導者講習】
Q オンライン開催で指導者講習が認められるのはどのような学会でしょうか?
また、ライブ配信、オンデマンド配信いずれの形式でも認められるのでしょうか?
A 現在のところ指導者講習は機構認定ではなく学会認定となります。
ライブ配信、オンデマンド配信共に認めます。
Q 申請方法を教えてください。
A 日本医学放射線学会に指導者講習開催を依頼してください。専門医制度委員会で演者派遣の可否を判断して回答します。
Q 認められる場合、視聴確認のルールは定められていますか?
A 講習全体を視聴したことを示すログを取得し、かつ、5選択肢以上の設問を5問以上設定し、80%以上の正解を持って認定します。
【学会認定必須講習】
Q オンライン開催で学会認定必須講習会(旧制度)が認められるのは特別な学会のみでしょうか?また、ライブ配信、オンデマンド配信いずれの形式でも認められるのでしょうか?
A 日本医学放射線学会主催の学術大会で、ライブ配信、オンデマンド配信共に認めます。教育委員会にて必須講習に資する講演を企画いたします。
また、「医療の質:治療」については、日本放射線腫瘍学会での開催が可能です。
Q 認められる場合、視聴確認のルールは定められていますか?
A 講習全体を視聴したことを示すログを取得し、かつ、5選択肢以上の設問を5問以上設定し、80%以上の正解を持って認定します。なお、機構の共通講習と兼ねることが申請されていない場合は、機構認定の単位は取得できないことにご留意ください。
その他
コロナ禍での講習認定は2020年度から開始されたものであり、2018年度研修開始の機構認定専門研修プログラム認定要件に関連して、例外的措置も行って参りました。また、頻繁に変更される機構側のルールと方針に従う必要もあります。上記Q&Aも今後予告なく変更になる場合があり、専門医制度委員会の裁量で例外的措置を講じる可能性もありますのでご了承ください。
ご不明な点は学会事務局にお問い合わせください。
注)用語について
オンライン(ライブ配信):決められた配信時間にリアルタイム配信され、受講者は配信時間に合わせて視聴。
オンデマンド配信:受講者が見たいと思ったタイミングで視聴
まとめ
オンライン(ライブ配信のみ)で認められる講習会 | |
機構認定共通講習 | 基本領域学会主催のオンライン(ライブ配信)の共通講習 |
機構認定領域教習 | 日本医学放射線学会にあらかじめ申請し、学会および機構にて承認された学術集会。 (ただし日本医学放射線学会総会、秋季臨床大会、日本放射線腫瘍学会については期間を限定したオンデマンド配信でも認定する。) |
オンライン(ライブ配信)に加えオンデマンド配信でも認められる講習会 | |
学会認定指導者講習会 | 日本医学放射線学会に申請し、開催が承認された学術集会 |
学会認定必須講習 | 「医療の質:診断」、「医療の質:治療」の2つが該当する。日本医学放射線学会主催の学術大会で開催可能。「医療の質:治療」については、日本放射線腫瘍学会でも開催が可能。 |