公益社団法人 日本医学放射線学会

専門医制度

専門医制度に関するお知らせ

2016年08月01日

平成29年度放射線科専門研修について

日本医学放射線学会理事長
本田 浩

 日本医学放射線学会は、専門医としての質の向上をめざし、50年以上の歴史のある放射線科専門医制度を行ってきました。また、日本専門医機構の基本18領域の学会として、地域医療にも配慮した国民のための専門医制度の確立に尽力してきました。
 先般、日本専門医機構から「平成29年度からのプログラム制による新専門医制度の開始を1年延期し、平成30年度をめどに19基本領域の全学会が一斉に新専門医制度を開始すること目指す。」との結論が出されました。
 今回の日本専門医機構の新たな決定を受け、日本医学放射線学会としては平成29年度の放射線科専門研修に関しては以下の方針で実施することとします。

1) 平成29年度に専門研修を開始する専攻医に関しては、日本医学放射線学会が研修を主導します。したがって、研修修了後の放射線科専門医資格の認定も日本医学放射線学会が行います。

2) 専門研修に際しては、学会入会後に専攻医に送付する日本医学放射線学会の放射線科専門医制度に基づく「専門医研修記録簿」を利用して下さい。

3) 専攻医の募集は、日本専門医機構による新専門医制度の開始を目的に作成した暫定プログラムにおける96の基幹施設が行って下さい。

4) 平成29年度の募集に関しては、時期および人数等に制限は設けません。(暫定プログラムでは人口を考慮し地域医療に配慮した募集人数配置がなされていますが、この96の基幹施設とその連携施設群は従来から放射線科専門医の研修を行ってきた施設がほとんどであり、募集人数に制限を設けない場合でも、地域医療と研修の質に大きな影響はでないものと判断しています。)