専門医制度に関するお知らせ
2016年08月26日
研修施設の研修指導者の皆様へ:2017年度の専門研修の募集について
日本医学放射線学会
理事長 本田 浩
専門医制度委員会 角谷眞澄、楫 靖
2016年8月1日に日本医学放射線学会(以下「本学会」という)のHP上でお知らせしたように、日本専門医機構(以下「機構」という)が認定する専門研修プログラム制(以下「新制度」という)による研修は1年間延期され、2018年度から実施されます。
したがって、2017年度に専門研修を開始する専攻医に関しては、本学会が研修を主導しますので、本学会が認定する研修施設(総合修練機関・修練機関・特殊修練機関)で研修を行い、修了後の放射線科専門医資格の認定も本学会が行うことになります。
ただし、2017年度の専攻医の募集については、機構による新制度への円滑な移行を見据えて、本学会認定の総合修練機関の中で機構が認定する専門研修施設群の「基幹施設」に定められた研修施設のみが行うこととしました。
つきましては、以下の点にご留意の上、ご協力の程お願い致します。
1)研修施設群での連携準備
新制度である専門研修プログラム制では、基幹施設と連携施設で構成される研修施設群間での密接な連携が必要となります。その準備として、2017年度開始の研修の中で、基幹施設がリーダーシップをとって施設間の連携を深めるとともに、研修に関する情報の共有をお願いします。また、新制度では複数の施設での研修が必須となるため、雇用面での安定性も求められます。各施設の研修担当事務職との連携も重要視して下さい。
2)専攻医情報の把握
新制度が延期になった理由の1つに、医師の地域偏在の問題があります。この問題に本学会が真摯に対応するために、放射線科専門医を目指す専攻医の人数と地域分布を正確に把握しておく必要があります。基幹施設におかれましては専門研修のまとめ役として専攻医に関する情報収集もお願い致します。
3)放射線科専門研修を希望する研修医への対応
(1) 基幹施設が総合修練施設の場合
・研修希望医に対し、基幹施設である自施設へ応募書類を提出するように指示する。
・研修を受け入れる際には、研修医および連携施設担当者と相談の上、3年間の研修先を決定する。
・連携施設での研修が先行する場合は、研修希望医に対し、連携施設へ雇用関連必要書類を提出するよう指示する。
(2) 連携施設(基幹施設以外の総合修練機関・修練機関・特殊修練機関)の場合
・研修希望医に対し、基幹施設へ応募書類を提出するよう指示する。
・研修を受け入れる際には、研修医および基幹施設担当者と相談の上、3年間の研修先を決定する。
・連携施設での研修が先行する場合は、研修希望医に対し、連携施設へ雇用関連必要書類を提出するよう指示する。
ご不明な点がございましたら、本学会事務局へお問い合わせ下さい。
問い合わせ先:日本医学放射線学会事務局
電話:(03)3814-3077
e-mail:
担当:鈴木